2年連続世界一へ崖っぷちに立たされたメジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースは、山本由伸投手(27)が先発。
大谷翔平選手(31)、佐々木朗希投手(23)と、侍トリオそろい踏みの総力戦です。
トロント・ブルージェイズに王手をかけられ敵地で迎えた第6戦。
世界一を待ちわびるブルージェイズファンがスタジアムを埋め尽くす中、大谷選手が第1打席へ。
三振に倒れると大歓声が響き渡りました。
山本投手は完投した第2戦に続き、完全アウェーでのマウンド。
初回、味方のエラーもありましたが後続を抑え、第3戦でリリーフ準備した影響を感じさせませんでした。
試合が動いたのは3回でした。
大谷選手が申告敬遠されランナー1塁2塁となると、2試合連続で2番に入ったスミス選手が先制のタイムリーツーベースを放ちました。
さらに、打撃不振のため打順を変更。
4番に入ったベッツ選手が、このシリーズ初のタイムリーヒット。
大谷選手も生還するなど、打線がようやくつながり3点を奪いました。
援護をもらった山本投手はそのウラに1点を失いましたが、リードを保ったまま6回へ。
すると、ランナー2人を許し一発出れば逆転のピンチになりました。
それでも、最後は空振り三振。
1失点ながら球数が96球とかさみ、きょうは勝利投手の権利を持ってここで降板となりました。
2点リードで迎えた8回、大谷選手の第4打席。
勝利をたぐり寄せる一発なるか。
体制を崩されながらも、なんとかバットに当てたこの打球がフェンス直撃のツーベースに。
3試合ぶりのヒットを放ちましたが、追加点には結びつきませんでした。
そのウラ、ドジャースは新守護神・佐々木投手をマウンドへ。
残り2イニングを託しました。
ランナーこそ出しますが、8回を無失点で切り抜け最終回へ。
先頭バッターを抑えたいところでしたが、変化球の制球が乱れ、デッドボールを与えてしまいました。
続くバッターは左中間へ大きな当たり。なんとボールはフェンスと地面の隙間へ。
この間に、打ったランナーも一気にホームへ。
しかし、これはエンタイトルツーベースで、ランナーは2塁3塁に戻されました。
同点こそ免れた佐々木投手ですが、ここで降板となりました。
このあと第3戦で先発したグラスノー選手がマウンドに上がりワンアウトを奪うと、続くバッターのレフトライナーでセカンドランナーが飛び出してしまうミス。
これを見逃さず、ダブルプレーを奪いゲームセット。
バタバタの最終回を切り抜け、3-1となんとか逃げ切ったドジャース。
世界一へ逆王手です。
山本由伸投手:
今日の試合に勝てたので最高だったと思います。明日(最終戦)もプレーする人は大変だと思います。
その日本時間2日の試合、大谷選手の投手起用をロバーツ監督が明言。
世界一が決まる最終戦、先発かリリーフか二刀流に注目です。