◆ワールドシリーズ第4戦 ロサンゼルス・ドジャース-トロント・ブルージェイズ 28日(日本時間29日午前9時11分試合開始、ドジャースタジアム)

メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは28日(日本時間29日)、ブルージェイズとホームでワールドシリーズ第4戦に臨み、大谷翔平選手(31)は「1番投手・DH」で先発出場した。

24日の第1戦は、7回に大谷のワールドシリーズ初本塁打が出たが、猛打爆発のブルージェイズが11-4で先勝、25日の第2戦は山本由伸投手(27)が4回以降走者を1人も許さない圧巻のピッチングで9回を投げ切り、5-1でドジャースが勝利。

舞台をドジャースタジアムに移した前日の第3戦は延長18回にもつれる死闘となったが、最後はフリーマンのサヨナラ弾でドジャースが6-5で勝ち、対戦成績を2勝1敗とした。大谷はこの試合、3回と7回に本塁打を放つなど4打数4安打1四球4申告敬遠の“9出塁”を果たすなど、大きく勝利に貢献している。

ワールドシリーズ初の二刀流先発となる大谷は前回、17日のア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に登板。ブルワーズを相手に、投げては7回10奪三振無失点、打っては3本塁打の圧倒的パフォーマンスでシリーズMVPに選出された。

一方のブルージェイズは今季4勝2敗、ポストシーズン1勝0敗、2020年サイ・ヤング賞のシェーン・ビーバー投手が先発した。

6時間半を超える死闘となった第3戦から一夜が明け、ロサンゼルスは日中の気温が30度を超える暑さとなったが、1回表、大谷は1番ルークスをキケ・ヘルナンデスの好捕でレフトファウルフライに打ち取ると、2番ゲレーロJr.を空振りで三球三振。3番ビシェットに四球を与え、4番バーガーにサードへの内野安打を許して2死1、2塁となったが、5番カークをファーストフライに打ち取り、無失点で切り抜けた。

1回裏の第1打席、大谷は3-2フルカウントから四球を選んで出塁。これで前の試合から敬遠を含め6打席連続四球となった。

2回表、大谷は6番バーショをショートフライ、7番クレメントをファーストゴロ、8番ヒメネスをピッチャーゴロと三者凡退に打ち取る。

2回裏1死1、3塁で8番キケ・ヘルナンデスがライトへ大きな犠牲フライを打ってドジャースが1点を先制。

3回表、大谷は9番カイナーファレファをセカンドゴロ。1番ルークスにライト前ヒットを許し、1死1塁で2番ゲレーロJr.との対戦。カウント2-1から4球目の真ん中高めにやや甘く入ったスイーパーを捉えられ、左中間スタンドに飛び込む逆転ツーランホームランを浴びて2点を失った。続く3番ビシェットをセカンドゴロ、4番バーガーをレフトフライに打ち取り3アウト。

3回裏の先頭で大谷の第2打席、カウント2-2で5球目の外角チェンジアップをスイングして空振り三振。

4回表、大谷は5番カーク、6番バーショ、7番クレメントから三者連続三振を奪う。

5回表、大谷は8番ヒメネスを空振り三振、9番カイナーファレファをレフトフライに打ち取り2アウト。1番ルークスにセンター前ヒットを許したが、2番ゲレーロJr.をセンターライナーに打ち取り3アウト。

5回裏1死走者なしで大谷の第3打席、カウント0-2から外角いっぱいのナックルカーブに手が出ず見逃しで三球三振。

6回表、大谷は3番ビシェットをレフトフライ、4番バーガーをピッチャーゴロ、5番カークを空振り三振に打ち取り三者凡退。

6回裏1死1、2塁となったところで、ブルージェイズはビーバーから2番手フルハーチに継投。6番マンシーはセンターフライ、7番エドマンは空振り三振に倒れ得点ならず。

6回まで90球を投げていた大谷は7回表も続投。先頭の6番バーショにライト前ヒット、7番クレメントに左中間フェンス直撃の二塁打を許し、無死2、3塁のピンチを迎えたところで2番手のバンダに交代。ベンチに下がる際にはスタンドの大観衆が立ち上がって拍手を送った。

プライムオンライン編集部
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