冬でも販売できる県産品を増やそうと、県やJA福井県が31日、キウイの栽培研修会を開きました。
周りが黄色く中央部の赤いちょっと変わったキウイ。農作物が減る冬に農産物直売所の県産の果物が欲しいというニーズに対応し、県農業試験場の園芸研究センターが注目したのがキウイです。
秋に収穫したあと、長期の保存が可能で冬の販売ができるためです。
研修会はおととしから開かれ、今回は農家や直売所関係者ら約15人が参加しました。
センターは、甘くて収穫量が多く、保存が効く3つの品種を紹介し、参加者は、低コストの栽培棚で実際に実っている様子を見学しました。
直売所の関係者は「出荷物が冬にない。自分で栽培をし始めている。まず結果を自分が出してから出荷者の皆さんにお願いして、道の駅で売る分だけを作ってもらおうと…」と話します。
県は、直売所や消費者のニーズに応え、冬の商品を作る生産者を増やしていきたいとしています。