覚醒剤などを所持した疑いで、10月29日までに男3人が逮捕された。押収薬物が10月30日に公開され、今回見つかった650万円相当の薬物のうち覚醒剤は末端価格610万円相当。ことし熊本県内で押収された中では、最も高額だという。

男3人を逮捕 押収薬物は650万円相当

この事件は熊本市中央区帯山に住む無職・松下琉紀也容疑者(24)が2025年8月、覚醒剤約7.2グラムを所持した疑いで現行犯逮捕。

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また、いずれも住所不定で無職の大江田力也容疑者(27)と会社員の仲原翔矢容疑者(30)が松下容疑者と共謀し、覚醒剤や大麻などの薬物を営利目的で所持した疑いで、10月29日に逮捕されたもの。警察は3人の認否を明らかにしていない。

公開された押収品の中には吸引用の道具や計量器などもあり、個人に対して薬物を販売していたとみられている。押収された薬物などは袋にはグラム数が書かれていて、営利目的だったことがうかがえる。

押収された薬物の末端価格は計約650万円相当。このうち覚醒剤は610万円に上る。警察によると、2025年、熊本県内で押収された中では最も高額だという。

熊本県内の薬物関連での検挙は増加傾向

また、2025年1月から9月末までに熊本県内で薬物関連の容疑で検挙されたのは、2024年の同じ時期と比べて、38人多い95人。

中でも大麻については若年層にも広がっていて、1月から9月末までに大麻関連で検挙された36人のうち、30人が10代から20代だという。

警察は「若者がSNSなどで安易に大麻などの薬物を入手できる環境となっている」として注意を呼びかけている。

(テレビ熊本)

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