日中首脳会談冒頭の様子を、フジテレビ政治部・高田圭太部長とみていきます。

習近平国家主席が待っているところに高市首相が訪れ、それぞれ片手で握手をしました。

表情は、ほのかに笑いながらあまり満面の笑みではなく、お互い比較的硬めの表情。
少しだけ笑みはたたえるということで、この会談の雰囲気を象徴しているように見えます。

握手は短く、「写真撮影のため」というふうにも見えます。
冒頭だけやってすぐ会談のほう、話にいきましょうということで設定している部分が大きいと思います。

まさにカメラ側に今、テーブルが設置されていて、これから会談をしようじゃないかということで冒頭の握手が交わされたということです。

高市さんのほうからは、「建設的で安定的な日中関係を構築していく」という意欲を示しました。

そして日中間にはさまざまな懸案、課題があり、それを踏まえたうえで具体的な関係をしていきたいということで、この「さまざまな懸案」、カメラがあるところではこのような言い方でしたが、このあと例えば、台湾、尖閣、または中国の国内の人権問題など、具体的に出すのか出さないのかというところで、中国側の反応も変わってくる可能性があります。