伊東市の田久保眞紀 市長が二度目の不信任を議決され、失職が決まったことを受け、取材に応じた近持剛史 企画部長は「本当に疲れた。その一言」と本音をこぼしました。

伊東市の田久保眞紀 市長をめぐっては学歴詐称問題に端を発し、10月31日の市議会臨時会で二度目の不信任を議決され、同日をもって失職することが決まっています。

これを受け、近持剛史 企画部長が取材に応じ、今の心境を問われると「本当に疲れた。その一言」と述べました。

近持部長によると、田久保市長からは30日、市役所の各課を回り謝罪したいという申し出がありましたが、職員組合とも相談の上で、「説明責任を果たすことが先」として断ったということです。

また、田久保市長がたびたび自身のSNSで市の公式見解と違う発信を行っていたことについては、「担当部局としっかり調整してから行ってほしい」と常々伝えていたものの、最後まで聞き入れられることはなく、市には様々な問い合わせが相次ぎました。

伊東市によると、田久保市長の学歴詐称問題が発覚して以降、市に寄せられた苦情や意見は31日午後4時までに1万2210件に上っています。

伊東市では田久保市長の就任以降、副市長ポストが空席となっていることから、次の市長が決まるまでは近持部長が職務代理者を務めます。

テレビ静岡
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