スポットワーク、いわゆるスキマバイトで、求人側から「直前キャンセル」をされたと主張する男性が1万4000円の賃金の支払いを求め、求人側を提訴しました。
大学生の男性(21)は2025年5月と6月、スポットワークアプリを通じて、都内の飲食店などでそれぞれ5時間の求人に申し込み、マッチングが成立したものの、勤務前日にキャンセルされたということです。
大学生の男性:
その日の時間を空けて働いているので、(キャンセルで)その分の予定がなくなってしまうっていうのもあるし、その分のお金がもらえない。1人暮らしの分、食費であったりかさむことが多くて、生活が苦しいというか。
男性側は、「マッチング時点で労働契約が成立」していると主張、受け取るはずだった約1万4000円の賃金の支払いを求めています。
求人側の飲食店の運営会社は、「まだ訴状が届いてないのでコメントができない」としています。
「直前キャンセル」をめぐっては、厚労省が7月、労働者が応募した時点で契約が成立するのが「一般的」とした見解のリーフレットをまとめ、大手アプリ事業者も9月から規約を変更するなど労働者保護の対策を強化しています。
 
       
       
       
         
         
        