11月9日から全国一斉に始まる秋の火災予防運動を前に、福井市内の大規模倉庫で31日、消防訓練が行われました。
  
訓練は大規模倉庫で出火したとの想定で行われ、福井市南消防署の職員や物流会社の北陸トラック運送の従業員など合わせて約120人が参加。地元の園児や中学生が見守りました。
  
倉庫での火災は被害が拡大しやすいのが特徴で、訓練ではまず、会社の従業員でつくる自衛消防隊が初期消火にあたり、避難誘導までの流れを確認しました。
 
その後、消防車両が駆け付け、消防署の職員が一斉放水や救助を行いました。
  
県の防災ヘリも出動し、逃げ遅れた人を屋上から吊り上げて救助。万が一に備えていました。
 
福井南消防署の小林警備課長は「(11月から)火を使う機会が増えてくるので、この火災予防運動の期間を知ってもらい、火災予防について十分考えてもらいたい」と話していました。
 
参加者は、実際に災害が起きた時に迅速に対応できるよう、熱心に取り組んでいました。
 
秋の火災予防運動は11月9日から15日までです。
 
       
         
         
        