伊東市では10月31日に市議会臨時会が開かれ、田久保眞紀 市長に対する二度目の不信任決議案が可決しました。閉会後、取材に応じた市長でしたが、最後まで“田久保節”で報道陣からの質問をかわし続けました。
伊東市議会では10月31日、田久保眞紀 市長に対する二度目の不信任決議案が提出され、賛成多数で可決しました。
このため、田久保市長は地方自治法の規定により同日をもって失職します。
閉会後、不信任が再度可決したことへの所感を問われた田久保市長でしたが、「不信任の可決というより、災害復旧などの予算案が入っていて(上程されていて)、速やかに届けるため少し前倒しで臨時会を組んだ。議会には慌ただしい思いをさせたが、可決できてホッとしている」と口にし、「9月議会は私の不信任が優先されて、たった1日で終了してしまい、大事な人事案件や補正予算案がすべて審議されないままになってしまったが、そういう意味ではきょうは滞りなく審議が行われホッとしている」と持論を展開したため、再び所感を問われると「議会の決定として粛々と受け止めたい」と述べました。
その後も「学歴詐称よりも、その後の対応に問題があったのではないか?」との質問には「百条委員会では図るべき事案が発生した場合には政治的要素ではなく可及的速やかに開催されるべき。ただ、百条委員会は高度に政治的な場になってしまうという危機感もある」と答え、疑念を深めた卒業証書についても「捜査対象というのであれば、なぜ捜査機関に提出しないのか?」という問いには「お答えできない」と返すなど、最後まで論点をずらして核心部分を避けた回答を続け、“田久保節”を貫いています。
 
     
       
         
         
        