駆除されたのは、福島市の佐原小学校付近でクマが目撃されたことを受けて設置された罠にかかったクマなど3頭。

10月31日午前9時ごろ、佐原小学校から約400メートルのところにある畑に設置された罠に子グマ2頭がかかったのを確認。周辺にいた親グマも市の猟友会によって駆除された。警察や福島市が交通規制など住民の安全管理を行ったうえ、親グマがその場から動かない状況などから、緊急銃猟の措置は取られなかった。

警察によると、31日午前6時ごろ、福島市のあづま総合運動公園付近の道路を横断する、親子とみられるクマ3頭が目撃されていたほか、そのおよそ1時間後の午前7時ごろには、同じ個体とみられるクマ3頭が、福島市立佐原小学校から約400メートルほどの畑にいるのを目撃されていた。

福島市の佐原小学校では27日に校庭で、30日に敷地内の駐車場で相次いでクマが目撃されていて、学校は子どもたちの安全確保のため急遽自宅でのオンライン授業に切り替えるなど付近には不安が広がっていた。

警察によると、今回駆除されたクマは、以前小学校に出没したクマと同個体であると見られるという。警察は周囲の警戒を引き続き行うとしている。また福島市鳥獣被害対策課では「住民の生活を守るため引き続き緊張感を持って対応していく」としている。

福島テレビ
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