怒涛の7連勝!東地区首位!昨シーズン最下位から、何が変わったのか。現在、3シーズンぶりの7連勝と破竹の勢いを見せる福島ファイヤーボンズ。好調のワケに迫った。
■7連勝ボンズ好調のワケは?
10月29日、週末の岩手戦に向け福島県郡山市で練習に臨んだファイヤーボンズ。なぜ、勝ち続けられているのか?キャプテンの笠井選手を直撃すると…「普段練習をハードにやっているので、終盤でも他のチームに比べると走れる体力というか、オフェンスもディフェンスもハードにやれる習慣がついているのかなと思います」という。
練習は試合さながら!アグレッシブさが止まらない!
「僕自身夏の練習はこれまでのキャリアの中で一番しんどかったなって思うので。(いまシーズン中でも練習はきついんですか?)毎日ではないですけど、きつい時もあります」と笠井選手は話す。
■最終クォーターの強さが光る
10分を4つに分けて戦うバスケットボール。今シーズンは勝利した8試合のうち、第3クォーター終了時点でビハインド、もしくはリードしていても点差が一桁の接戦は6試合。体力的に厳しい最終クォーターでの強さが際立っている。
ライアンヘッドコーチは…「自分たちはリーグで一番コンディションが良いチームを目指しています。高い強度で練習しているので、全員が40分間走り続けられます」と自負する。
■チームをけん引!マニゴールト選手
さらに、7連勝をけん引する一人が、ケニー・マニゴールト選手。3年間、ライアンヘッドコーチと共に台湾のチームに所属し、昨シーズンはリーグ優勝に導いた実力の持ち主だ。二人を応援しようと、台湾からのファンや…メディアも郡山市を訪れるなど、台湾の星とも言える存在だった。
マニゴールト選手と言えば…「すごい、消えました」
一瞬にしてディフェンスをかわす華麗なステップなど、持ってるワザの多さ!
「開幕して数試合は自分にプレッシャーをかけすぎて空回りしたが、最近の5試合くらいはリズムを掴めてきたよ」と話すマニゴールト選手。ここ最近は20得点前後を重ね、平均得点はリーグ18位まで上げてきた。
「(山形戦のスティールがとにかくすごかったですけど、あれは狙ってるんですか?)今までプレーしてきたリーグでもスティールはランキング1位を目指してきたよ。まだシーズン始まったばかりで、相手も私の腕の長さに気づいていないから、これからバレ始めたら、スティールの仕方を工夫していかないとね」という。
ライアンヘッドコーチは「実はケニーにはスタッツを求めていません。彼の一番の強みは、『勝利を導く力』にあるんです」と話した。
次節も勝利の立役者となるのか?週末はチーム最長タイとなる9連勝がかかる。