中国政府は韓国で行われた習近平国家主席とアメリカのトランプ大統領の首脳会談を受け、レアースに関連する輸出規制を1年間停止するなどと発表しました。

中国商務省のスポークスマンは30日、習主席とトランプ大統領の首脳会談を受け、10月25日と26日にマレーシアで行われた米中貿易協議での合意内容について明らかにしました。

このなかで商務省のスポークスマンは、米中が互いに課している関税措置の一時停止を続けることや中国による報復措置を見直すとしています。

具体的には、10月9日に発表したレアアースに関連する輸出規制を1年間停止するほか、アメリカの船舶に対する追加の入港料も1年間停止するなどとしています。

また、米中が合成麻薬フェンタニルの対策で協力することや農産物の貿易拡大などでも合意に達したとしています。

トランプ大統領は習主席との首脳会談で中国がレアアースの輸出規制強化導入を1年間延期することやアメリカ産大豆の輸入拡大などで合意したと明らかにしていました。

フジテレビ
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国際取材部
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