ISS・国際宇宙ステーションに滞在している長野県川上村出身の油井亀美也宇宙飛行士が地球から打ち上げられた補給機をロボットアームでつかむミッションに成功しました。

8月からISSに滞在中の油井亀美也宇宙飛行士。

油井亀美也 宇宙飛行士:
「少し緊張しながら待っている状態です」

緊張のわけは、ある「ミッション」です。

10月26日に食料や実験装置を積み、打ち上げられた無人補給機「HTV-X」1号機。

油井さんはこれまで地上での実験に携わっていて今回、補給機をキャッチするミッションを任されたのです。

そして、日本時間の午前1時ごろ、油井さんが操作するロボットアームが補給機をつかむことに成功。無事にISSに結合しました。

油井さん:
「日本の皆さん、HTV-Xが無事にISSに着きました。日本が高い技術力で国際的な宇宙開発に貢献していることを知っていただいて、明るい希望と未来に通じるこの活動を、引き続き応援してください」

今後は、補給機に積まれた装置を使い、空気中の二酸化炭素を除去する実証実験などが行われます。

長野放送
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