中学生が開発した商品です。10月25日、長野市の櫻ケ岡中学校でバザーが開かれました。生徒と地元の洋菓子店や企業がコラボした商品も販売され多くの人が買い求めていました。
射的や、輪投げ。
10月25日、長野市の櫻ケ岡中学校で開かれた「バザー」です。生徒や保護者、地域住民など多くの人が訪れました。
ひときわ人気だったのが、生徒が地域の企業と一緒に開発した商品です。こちらでは「アクリルスタンド」と「キーホルダー」を販売。「カプセルトイ」の形で売り出しました。
訪れた人:
「とてもかわいくて、キーホルダーは毎日、学校につけていきたい」
キーホルダー・アクリルスタンドを“開発”・田島蒼太さん(3年):
「長野市の魅力を知ってもらいたいという願いで製作しました。こんな反響があると思わず、すごく良かったです」
生徒と一緒に“開発”「イデア」・両角梢さん:
「私たちもワクワク一緒に作ることができました。こういう子たちが『モノづくり』に興味を持って、そういう仕事に就いてもらえたらいいなと思います」
生徒:
「竹紙ノート販売しています!」
こちらは環境に配慮した「竹紙ノート」を販売。表紙に櫻ケ岡中学のキャラクターが描かれた限定商品です。
竹紙ノート“開発”・菊島陽葵さん(3年):
「長野市で伸びすぎた竹を使用してノートを作っていると知ったので、協力してもらいました」
生徒と一緒に“開発”「ウェイク」・東靖大さん:
「生徒さんの斬新なアイデアを基に商品を作れたのはやっていて楽しかった。刺激をもらいました」
学校では総合的な学習の時間で「地域貢献・振興」をテーマに活動していて、今回、「文房具」「トイ(おもちゃ)」「お菓子」の3つのテーマで地域の企業と一緒に商品を開発しました。
お菓子のグループは「クッキー」を作りました。
クッキーを買った人:
「すごいですね。かわいらしく作ってあって、娘と一緒に食べたい」
クッキー“開発”・松本美音さん(3年):
「(販売前は)心配だったけど、たくさん買ってもらってうれしいです」
お菓子担当の生徒3人とコラボしたのが、長野市の人気洋菓子店「パティスリー・ヴァンセット」。パリで修業したオーナーシェフ・水野洋平さんが作るケーキなどが人気の店です。
坂田咲陽さん(3年):
「普段やったことないので今回できて、職人さん、すごいと思いました」
3人はスイーツで地域を盛り上げようと7月から「ヴァンセット」に通い、商品開発を進めてきました。
松本美音さん:
「櫻ケ岡中学校という名前なので、“桜”をモチーフにした商品」
新商品に決めたのは「桜型のクッキー」。こだわりは形だけではありません。クッキーに乗せるクリームには、ホワイトチョコレートの他に3種類のチーズが入っています。
橋爪茉緒さん(3年):
「いろいろわがままを言ってしまって、たくさん迷惑かけたと思うんですが、どうしても『しょっぱい』が入れたくてチーズを入れてもらいました」
自分たちが開発したクッキーの味は―。
橋爪茉緒さん:
「甘すぎない、ちょうどいい甘さ。自分のやりたかったことが実現されて感慨深いです」
そして、バザー当日。クッキーは大好評でした。
クッキーを買った人:
「結構甘さ控えめで大人もおいしい。自分たちで考えて販売、そういう活動すごいなと思います」
150個用意したクッキーは完売。
坂田咲陽さん:
「たくさん売れてうれしいです。みんなかわいいと笑顔で買ってくれて、楽しくできました」
橋爪茉緒さん:
「後輩たちも地域の方とこういうことやってくれればうれしい」
中学生が地元企業とコラボして開発した商品。訪れた人たちから大人気でした。
なお、クッキーは「ヴァンセット」でも販売する予定です。