■小学校では対策を徹底
早くも流行がはじまっているインフルエンザ。
福島県福島市の桜の聖母学院小学校では、10月に入り7人がインフルエンザに感染。机の消毒や換気など、感染の拡大を防ぐための厳戒態勢が取られている。
養護教諭の中村恵理さんは「流行がいつもより早いと感じている。ワクチン接種が10月から始まる所が多いので、接種をする前の流行になってしまうと重症化などが心配」と話す。

■福島県の感染者数
10月26日までの1週間で、福島県内の定点医療機関あたりのインフルエンザ患者は6.33人で、2週前には流行入りの目安となる1を超えた。
学年閉鎖・学級閉鎖も14校に上っている。

■医師はワクチン接種をすすめる
例年よりも1カ月ほど早い流行シーズン入りに、医療機関も「異変」を感じていた。
おひさま子供クリニックの赤間英典院長は「時期的には12月あたり。早い時は11月から出てくることもあるけど、10月からってのはやっぱり早い」と語る。
このクリニックでは、例年であればインフルエンザの患者が一日1人出るかどうかの時期に、この日の午前中だけで7人がインフルエンザと診断された。
赤間院長は「やはりワクチン。これが一番大事。効率がいいし、確実に予防する効果が期待できると思う。外出から帰ってきたらうがいと手洗いの励行、そして物に触ったら鼻とか目に触れない」と説明する。
クリニックでは、手洗い・うがいといった基本的な感染対策と、ワクチンの早めの接種を呼びかけている。

福島テレビ
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