着服していたのはJA会津よつばの子会社「JA会津よつば総合サービス」で葬儀に関する業務を担当していた30代男性社員。
JA会津よつばによると男性社員は2023年6月から2025年9月までの間葬儀代金を水増しして請求した上、実際の代金との差額を着服するなどした。着服金額はおよそ1000万円にのぼるとみられている。
男性職員は葬儀後、会社が発行する正規の請求書とは別に葬儀1件あたり10万円から20万円程度金額を水増しした請求書を作り顧客に届けていた。葬儀の花代など
少額の支払いで顧客が領収書を不要としたものを切り取って保管。水増し請求した際には保管していた請求書に水増しした金額を記載し顧客に渡し、会社には本来の請求書の控えに正規の金額を記入した物を提出することで発覚を免れていた。
2025年10月1日、よつば催事センターに葬儀代金の支払いに来た顧客が持参した金額と事務方の請求した金額が違っていたことから、顧客への請求業務を行った
男性職員に確認し発覚した。
着服をした男性社員は会社に対し「飲食代やパチンコなどに使った」などと認めていて弁済の意思を示しているという。
JA会津よつばでは今後事案の全容解明に向けて調査を進めたうえで社内規定に基づいて11月中に男性職員を処分する方針で、刑事告訴も検討している。