熊本市の大西市長は28日、10月開通した熊本西環状道路の新区間について、渋滞緩和へ改めて期待感を示しました。また、28日の会見で大西市長は熊本市電の立て直しに向け新たに外部からレールのエキスパートを登用すると発表しました。
10月19日、新たに開通したのは自動車専用道路・熊本西環状道路の『花園インターチェンジ』と『池上熊本駅インターチェンジ』の区間約4.6キロです。
熊本市は、この新区間の開通で北区下硯川から西区のJR熊本駅までの所要時間が約30分短縮される効果があるとしています。
【大西 一史 市長】
「信号で止まらずに通行できる道路が開通したことは渋滞緩和に効果があると期待している」
大西市長は一方で、「一部インターチェンジ付近での混雑も懸念される」として今後調査を行うとしました。
また、28日の会見で大西市長は、現在立て直しを進めている熊本市電の運行をめぐって、外部から新たな人材を登用すると発表しました。
【大西 一史 市長】
「本当に来てくれるの?と驚いた。軌道に精通した人に来てもらえるのは心強い限りだ」
11月1日付で採用するのは福島 孝一郎 氏63歳で、長崎電気鉄道を経て今年9月まで宇都宮ライトレールで施設・車両の維持管理者を務めていました。
市交通局は福島氏を主席審議員として迎え安全管理、また軌道や施設の維持管理について指導や人材育成に当たってもらうことにしています。