
農林水産省の統計によると、日本人の魚介類の消費量は右肩下がりになっている。この20年間で47%、半分近く落ち込んだ一方、肉類の消費量は増加傾向だ。
未利用魚の活用で子ども向け商品も登場
こうした日本人の「魚離れ」の切り札として、近年、水産庁などが推進しているのが未利用魚の活用だ。
(一社)大日本水産会 魚食普及推進センター・早武忠利さん:
高級な鯛とか売れる有名な魚以外で実際は食べられるような魚もあるのに、せっかく海に取りに行ってるのにもったいない。タンパク源として貴重なものだから食べた方がいいんじゃないかということで、未利用魚も利用しましょうという形になってきている。

こうした中、27日発売されたのは「コノシロ さかなのスナック」だ。未利用魚のコノシロを子どもにも食べやすくスナック菓子にしている。
取材班:
最初醤油の味を感じますが、後からほんのり魚の風味を感じます。子どもでも食べやすそうな味です。

また一般の人でも、未利用魚を漁師から直接購入できるサイトも登場した。「へんな魚ボックス」として、未利用魚ばかりをセットにしたものもあり人気となっている。
(一社)大日本水産会 魚食普及推進センター・早武忠利さん:
知られていないだけで、おいしい魚ってたくさんあります。これからまだまだ世界人口は増えていく。タンパク質は圧倒的に不足する。周りを海に囲まれている日本の人こそ、魚を大事に上手に食べたいなと。
(「イット!」10月27日放送より)
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