高知県に移住したりUターンしてきたりした若者たちが浜田知事との座談会に参加。県に「もう一歩」頑張ってほしいことなどを注文しました。
東京からIターンした女性:
「日本の古き良き人情が残っているなと。何回か(高知に)通っているうち、いわゆる『高知沼』にはまり、いつの間にか移住し、いつの間にか結婚した」
この座談会は県などが2025年度に立ち上げた「若者応援産・学・官フォーラム」の一環で初めて開かれました。参加したのは東京や関西などからIターンやUターンしてきた20代から40代までの男女6人です。
10年ほど前に東京からIターンしてきた女性は高知の人情に触れ移住し、結婚した経緯を披露しながら子育ての苦労も漏らします。
参加した女性:
「香川、徳島、愛媛県では室内で遊べる大型の施設がある。親同士のつながりも増えるし、県外からも来てくれる人がいると思っていて、ぜひ」
雨の日にも子どもを自由に遊ばせられる施設の整備を求めました。また、東京や大阪からの移住に踏み切れない理由に給与面の課題を挙げる声もありました。
参加した男性:
「高知出身の人と飲む機会があって(地元に)帰ったら給与面ががくって落ちてしまう。ちょっと今は帰れないかなという返事をもらうことが多かった」
浜田知事:
「稼げる会社、付加価値が高い、高く売れるものを作っていくのが王道。(県としても)売り上げを上げていくお手伝いをしていきたい」
県は今回出た意見を庁内の各課で共有し、若者が住みやすい施策づくりにつなげていきたいとしています。