兵庫県の電子マネー「はばタンPay+子育て応援枠」の情報漏洩問題を受け、斎藤知事が取材に応じ「庁内にセキュリティ対策の文書を出した」などと再発防止策を話しました。
今月23日、兵庫県が発行する電子マネー「はばタンPay+子育て応援枠」でシステム障害があり、県は親子あわせて34人分の個人情報漏洩の可能性があるとしています。
県はシステムを改修できたとして申し込み受付を27日に再開し、受付期間をシステムを停止していた4日間分、延長すると発表しました。
一連の問題を受け、斎藤元彦知事が初めて取材に応じました。
「対象となられた方にはお詫びを申し上げたいと思いますし、申し込みされようとした方含めて県民の皆様にも重ねてお詫びを申し上げたいというふうに思っております。様々なご意見・ご指摘というのは重く受け止めつつ、一方で再開を望まれる子育て世代の方もおられる中で、情報セキュリティ対策ということで、システムの安全性の確認、漏洩の対象となられた方への個別のフォローを含めてさせていただきまして、安全性が確認できたということで、本日午後から「はばタンPay+」の申し込みを再開をさせていただいたというところです」
(Q:今後の対策については)
「今一度、個人情報や情報セキュリティの強化を徹底していくのが大事だと思いますので、庁内に対しても早速服部副知事から情報セキュリティ強化をしっかりやっていく旨ですね、庁内に文書という形で発出をさせていただいて、県庁内に各部署でですね、再発防止であったりとか情報セキュリティ指針に基づいた対策をもう一度徹底してほしいということを周知したということです。これだけでなく今後も様々な場面で研修の強化やさらなる意識強化をしていくことで県民の皆さんに安心していただけるような体制づくりはこれからもしっかりやっていきたいというふうに思っています」