大阪府交野市で市の幹部たちによるパワハラ被害の内部通報があったにもかかわらず、市がおよそ1年間にわたり、事案を放置していたことが分かりました。
【交野市幹部職員とされる音声】「返事もできひんのかお前んとこは」
【被害を訴える職員】「うん」
【交野市幹部職員とされる音声】「『うん』って誰に言ってんねんオラァ!」
【被害を訴える職員】「はい」
【交野市幹部職員とされる音声】「お前、対等か?オレと、コラァ!」
【被害を訴える職員】「違います」
27日午後4時ごろ、大阪府交野市役所の職員などが会見を開き、市の幹部職員から受けたとする、「パワハラの音声」を公開しました。
■被害職員「だれも声を上げられない、“触らぬ神に...”みたいな状態」
職員たちによると、市の幹部2人が行った職員10人へのパワハラについて相談を受けた別の職員が去年7月に交野市に内部通報しました。
翌月、市から証拠の提出を求められた職員は、被害者に直接確認するよう要請したものの、およそ1年間にわたって放置されていたということです。
【被害を受けた職員】「だれも声を上げられない、“触らぬ神に...”みたいな状態の職場になってしまっている」
交野市は関西テレビの取材に対し、「担当者が不在で、回答できない」としています。
(関西テレビ「newsランナー」2025年10月27日放送)