(菅井貴子気象予報士が解説 午後6時40分現在)

◆上空に強い寒気
 北海道の上空に12月並みの強い寒気が流れ込んできます。
 上空5000メートル付近で、―30℃以下、道北はー36℃以下です。
 あす29日(水)にかけて、平地でも雪の所が多く、
 層雲峡周辺の降雪量は40センチで、大雪警報が出るレベルです。
 また、全道的に風も非常に強く、日本海側はふぶく所が多いでしょう。
 大気の状態も不安定で、竜巻などの激しい突風、雷を伴う所もありそうです。

◆あす28日(火)の天気・気温
 冬型の気圧配置で、日本海側は雨や雪が降るでしょう。
 西風が強く、最大瞬間風速は35メートルに達し、台風並みです。
 湿り雪がふぶき、着雪停電のおそれもあります。
 札幌市内の降雪量は2~10センチで、
 南区を中心に、積雪となる所がありそうです。
 全道的に日中は気温が上がらず、道南でも1桁など、
 前日より5~9℃も低く、11月下旬並みの低温です。

◆札幌の10日間予報 28日(火)~11月6日(木) 
 29日(水)は、晴れ間が戻りますが、風が冷たいでしょう。
 30日(木)の朝の気温は2℃で、今季一番の冷え込みです。
 31日(金)は、南風が強まり、最高気温は17℃と寒さが緩みそうです。
 週末は、発達した低気圧が通過するため、
 11月1日(土)~2日(日)にかけて雨風ともに強まりそうです。
 3日(月・祝)は寒気が流れ込むため、雨に雪が混じり、寒くなるでしょう。
 寒暖差が激しくなりますので、体調管理にも気を付けて下さい。
 また、中山峠を超える方は、冬タイヤが必須となりそうです。

◆全道の週間予報 28日(火)~16日(木)
 29日(水)の午後は寒気が抜けて、日本海側も青空が戻るでしょう。
 30日(木)の朝は、北見でー4℃まで下がるなど、放射冷却で冷えそうです。
 31日(金)は、天気は下り坂で、道北は雨が降りそうです。
 3連休は低気圧が通過し、上空に再び、強い寒気が流れ込みそうです。
 全道的に荒れた天気で、雨が次第に雪に変わりますので、最新の情報に気を付けて下さい。

北海道文化放送
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