去年、安芸高田市で、トラックと路線バスが正面衝突した事故の裁判で、広島地裁は、「わき見運転が原因」としたうえで、元トラック運転手の男に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
判決などによりますと、元トラック運転手の53歳の男は、去年12月、安芸高田市の国道でトラックを運転中、対向車線を走っていた路線バスと正面衝突し、バスの運転士と乗客あわせて3人に重軽傷を負わせた罪に問われていました。
27日の判決公判で広島地裁の横井裕美裁判官は、男がペットボトルを取るため4秒間わき見運転したことが事故の原因と認め、被害結果は重大と指摘。
一方で、被告は、過失を認め当時の勤務先を退職し、車を運転する仕事はしないと話していることなどを考慮し禁錮1年半、執行猶予3年の有罪判決を下しました。(求刑1年半)
被告の弁護人は控訴しない方針です。