記録的な大雨で水没した四日市市の地下駐車場。毎年するはずだった浸水対策の訓練を、6年にわたり怠っていたことがわかりました。
四日市市の「くすの木パーキング」で9月、地下1階と2階にあった車あわせて274台が水没した問題で、復旧などについて検討する委員会の3回目の会合が27日に開かれました。
駐車場の管理会社が作成した防災計画では、毎年国交省と連携し土嚢や止水板を設置する訓練をすると定めていましたが、2017年からの6年間は実施していなかったと報告されました。
訓練を取りやめた理由や、去年に再開した経緯は、わからないとしています。
当日の大雨警報や記録的短時間大雨情報を、駐車場の職員が把握していなかったこともわかり、委員長を務める三重大学の川口淳教授は「適切に対処すれば、被害を小さくできたかもしれない」と述べました。
 
     
       
         
         
        