国民民主党の古川代表代行は26日、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し、「中間層までしっかり手取りを増やしたい」と述べ、「年収の壁」のさらなる引き上げを求めた。
「年収の壁」は、自民・公明・国民民主の3党の合意に基づき、2025年度から「160万円」に引き上げられたが、年収200万円以上の人については段階的に非課税枠が減少する仕組みとなっている。
これについて、古川氏は「給与収入が200万円以下では、低所得者対策にしかならない」と述べ、「せめて中間層まで入るような形で年収の壁を引き上げないと物価高対策にならない」との考えを示した。
そして、「中間層まで、しっかり手取りを増やしたいと思っている」と強調した。
また、高市首相が24日の所信表明演説で「年収の壁」のさらなる引き上げに言及したが、古川氏は「物価に合わせて課税最低額を引き上げるというのは、すでに合意している」と指摘し、「全然、新しい話ではない」と述べた。