長野市の長野商業高校で、恒例の「長商デパート」が始まりました。生徒たちが仕入れてきたサンマやコメなどが並び、会場は活気にあふれていました。

「ぜひ、お買い求めください!いらっしゃいませー!」

高校生の元気な掛け声が響くのは、長野商業高校で10月24日から始まった「長商デパート」です。

商売の基本を学ぶため、生徒たちが模擬会社を作り、仕入れから販売までを行う学校行事で、今年で101回目です。

生徒:
「サンマ1尾180円!去年よりサイズが大きくなっています」

ひときわ活気にあふれていたのはサンマの売り場。今年は豊漁で、サイズもいいものがそろったということです。

客:
「毎年、長商デパートでサンマを購入しています。今年はスーパーでもいっぱい買いましたけど楽しみです」

101回の歴史で初めて仕入れたのが―。

生徒:
「篠ノ井産、新米コシヒカリ5キロ3900円!いかがですか」

新米です。コメの価格が高騰する中、5キロ4000円以下に抑えました。

客:
「たぶんおいしいと思うので買いました。やっぱり新米は食べたいですから」

農産物副主任・川上斗和さん:
「今、おコメが高い中で安く売れたらいい販売実習になるのではと農家を探したら、地元で新米を作っている方がいたので、なるべくスーパーより安く、全部の商品設定しているけど、その中でも一番安くなっている」

全国で地震などの災害が相次ぐ中、防災用品も初めて仕入れました。

家庭用品主任・中沢円さん:
「最近、災害などがいろんなところで起こるので、もしもの時の備えに防災グッズがあったら困らないなと」

お昼時ににぎわっていたのがラーメン店「長商亭」です。毎年、しょうゆ、みそ、塩の3種類を提供していますが、今年は塩味を鶏塩白湯にリニューアルしました。

「鶏塩白湯」を食べた客:
「全般的な仕上がりとすれば大変いい。(店のと)遜色ない」

長商デパート・滝沢玲央奈社長:
「活気のある接客をさせていただきたいと思いまして、来てくださったお客さま全員に真心を込めて接客していきたい」

長商デパートは26日まで行われています。

長野放送
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