邪気を両足で踏む仏像に、怒りの形相の不動明王。
静岡県静岡市の歴史博物館で開かれたのは、市内の貴重な仏像や寺院ゆかりの品々を展示した企画展の内覧会です。
会場には普段は公開されていない仏像やすでになくなった寺院にまつわる貴重な資料など、約50点が展示されています。
中でも注目は、鎌倉時代に現在の葵区伝馬町に建立された新光明寺の「木造阿弥陀如来立像」。
国の重要文化財にも指定されています。
鎌倉時代初期の仏師・快慶が作ったと伝えられ、目鼻立ちがはっきりした表情が特徴です。
歴史博物館で重要文化財が公開されるのはこれが初めてだといいます。
静岡市歴史博物館 企画経営課・熊谷すずみ 主任:
静岡市にこういった文化財・仏像が守られてきたというところを皆さんに知ってもらい、楽しんでもらえれば
この企画展は10月25日~12月7日まで開かれます。