連日クマの目撃が相次ぐなか、24日午後、立山町の住宅地で70代の女性がクマに襲われ、ケガをしました。

女性は顔面を骨折するなどし重傷です。

住宅地に向かって歩くクマ。

24日午後0時半すぎ、立山町で撮影されました。

その後クマは、河川敷に向かい、走っていきました。

*クマを目撃した人
「振り向いたらクマがいた。めちゃくちゃ大きかった」

立山町によりますと、24日午後0時半頃、立山町半屋の住宅の庭で成獣のクマ2頭を目撃したと警察に通報がありました。

その10分後、近くの住宅の庭で70代の女性がクマに襲われました。

*リポ
「立山町西大森の住宅街です。女性は剪定中にクマに襲われ、ケガを負い、自力で近所の人に助けを求めたといいます」

町によると、女性は自宅の庭の剪定作業中にクマに襲われました。

女性は顔面を骨折するなどしましたが、命に別条はないということです。

*被害者を保護した住民
「千鳥足でふらふらとクマにやられたと分かったので、そのまますぐうちの玄関に保護した。怖い。まさかこんな所でと思う。早く落ち着いてくれたら」

通報を受け、警察や町の職員、猟友会が捜索にあたりましたが、クマの姿は見つからず、緊急銃猟は実施されませんでした。

町は、クマは堤防を越えて常願寺川の上流の方向へ逃げたとみて、堤防道路をおよそ2時間にわたり、通行止めとしました。

*立山町農林課 佐伯悦野課長
「クマは常願寺川の河川敷から来ていると猟友会の人が言っているので、あすできるのは朝の追い払いと花火とパトロール」

町は今後、河川敷にクマ檻を設置し、クマを払う花火をあげるなど対策をとることに
しています。

今シーズン、県内でのクマによる人身被害は2例目です。

富山テレビ
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