さわやかな秋空が広がった24日、大野市内の花畑に姿を現したのは“旅するチョウ”ともいわれるアサギマダラです。
大野市の矢ばなの里では、秋の七草の一つ「フジバカマ」の周りに、たくさんのアサギマダラが羽を休めに訪れていました。
アサギマダラは春から夏にかけて北上し、秋にかけて南下する渡り鳥のようなチョウで、往復の飛行距離は2000キロとも言われています。
9月末から少しずつ姿を見せ始め、暖かな日差しが降り注いだ24日は数十匹が飛び交い、夢中で花の蜜を吸っていました。
地元では、矢ばなの里をアサギマダラの飛来地にしようと、2023年からフジバカマを育てています。住民らは「ちゃんとこの季節になると来てくれる、それが一番かわいいし、面白い」と話しています。
アサギマダラの飛来は11月中旬まで続くとみられます。