イオンリテールは11月7日に新潟県三条市に「そよら三条須頃」をオープンすると発表した。地域最大級の食品売場や120席を備えたフードホール、調剤薬局や健康測定コーナーなどを備えていて、交通利便性と地域連携を重視した施設として、地域の生活利便性向上を目指している。
新潟県初の都市型「そよら」
11月7日(金)にオープンするのは、「そよら三条須頃」だ。
核店舗は「イオンスタイル三条須頃」で、敷地面積は約4万5480平方メートル、売場面積は約1万4800平方メートルとなっていて、近くには、済生会新潟県央基幹病院や三条市立大学などがあり、通勤・通学や医療機関利用者などの来店が見込まれている。
施設は「イオンスタイル棟」「専門店棟」「ヤマダデンキ棟」の3棟で構成され、イオンスタイル棟には地産地消に配慮した総菜店やスイーツ店、120席の吹き抜けフードホールを中心とした飲食ゾーンが設けられる。

2階にはコスメ・文具などを含むヘルス&ビューティ売場、調剤薬局、健康測定ができる「源気サポートSTATION」を備えている。
食品売場では、時間帯別のニーズに応える品揃えを強化。冷凍食品は約1000品目を備え、地元の生産農家から毎日仕入れる地場野菜コーナーや、新潟県産洋梨「ル レクチエ」の季節販売など、地域性を反映した商品構成を打ち出す。

フードホールには、バラエティに富む飲食店が並ぶ。
大阪万博出展の施設が移設
また、専門店棟には、子ども向けアミューズメント施設「ASOBLE」が出店。“遊びの可能性”を楽しめる全天候型アミューズメントパークで、メイン遊具は大阪万博に出店した“遊び×食×癒”の施設『遊んでい館?』で好評だったSAPIENCE(サピエンス)が移設される。
イオンリテール北関東・新潟カンパニーの広報担当者は「そよらのコンセプトは“通う・集う・つながる場”。近年のスーパーマーケットには、買い物の場だけでなく、地域との繋がりを感じられるコミュニティ作りが求められている」と話し、今後は行政と連携したイベントなどを企画し、より地域に密着した空間作りを目指すと意気込む。

また、三条市で増えている若年ファミリー層はもちろん、そよら三条須頃の付近には県央基幹病院や大学、看護学校などが点在しているため、病院職員や学生にも利用してもらえればと期待を寄せていた。
2026年に向けて専門店や飲食店の増設も計画していて、2026年秋の完成を予定しているという。燕三条エリアの新たな賑わい創出へ期待が高まる。
