北朝鮮でロシアに派兵された兵士をたたえる記念館の建設が始まり、金正恩総書記がロシアとの強い結びつきを誇示しました。
23日、北朝鮮の平壌で開かれた記念館の着工式に金総書記が出席し、シャベルで砂をかける様子などを北朝鮮メディアが報じました。
金総書記は演説で「記念館は日々強固になるロシアとの関係の象徴」とした上で、「平壌はいつもモスクワと共にいるだろう」と強調したとしています。
金総書記が着工式でロシアに派兵された兵士を抱擁する様子なども公開されていて、北朝鮮軍内部の結束を高める狙いもあるとみられます。
北朝鮮は去年10月以降、ロシアに約1万5千人の兵士を送り2千人以上が戦死したとみられています。