愛知県春日井市にある王子製紙の工場で今年6月、変圧器を掃除していた男性従業員が感電死した作業事故で、労働基準監督署は23日、会社と責任者を書類送検しました。

 名古屋北労働基準監督署によりますと、王子製紙春日井工場で今年6月、変圧器の中を掃除していた従業員の男性(31)が電気が通っている線に触れて感電し、死亡しました。

 労働安全衛生法では、感電の危険が生じる恐れがあるときは電気の線に絶縁用の防具を装着すると規定していますがされておらず、男性も防具を身に着けていなかったということです。

 名古屋北労働基準監督署は23日付で、王子製紙と現場の責任者だった操業長の男性(51)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

 名古屋北労働基準監督署は認否を明らかにしていません。

東海テレビ
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