札幌市中央区の住宅街にある公園で23日早朝、ヒグマの目撃情報があり、市が緊急閉鎖しました。
10月23日午前6時ごろ、札幌市中央区宮の森の「宮の森4条緑地」付近で、近隣住民がヒグマを目撃し、警察に通報しました。
視聴者が提供してくれた動画からは体毛が“白っぽい”クマ1頭がのり面の上で何かを食べる様子が確認できます。
札幌市によりますと、のり面の上の方には、クルミの木があるということです。
目撃があったのは住宅が立ち並ぶエリアにある緑地で、近くには三角山小学校もあります。
札幌市中央区土木部は同日午前9時50分ごろ、緑地の入口2か所と三角山小学校との境界部分1か所にテープを設置し、立ち入り禁止の措置を取りました。
市によりますと、閉鎖期間は未定で、期間中は緑地内を巡視しながら解除の可否を判断するということです。
札幌市内では今年、市街地でのヒグマ目撃情報が相次いでいます。住宅街に隣接する緑地や公園での出没は、市民生活に直接的な影響を与えており、市は警戒を強めています。
市は付近の住民に対し、不要不急の外出を控え、ゴミ出しなどの際は周囲に十分注意するよう呼びかけています。