解散した「TOKIO」のメンバーだった国分太一さんが「コンプライアンス上の問題行為」を理由に自身を番組から降板させた日本テレビの対応をめぐり、23日、日本弁護士連合会に人権救済を申し立てました。
国分さん側が23日、日弁連に提出した申立書によりますと、2025年6月、レギュラー番組「ザ!鉄腕!DASH!!」を降板させられた際、日本テレビから処分の根拠となったコンプライアンス違反についての具体的な説明がなかったということです。
また、事案の内容や関係者の特定につながるような言動をしないよう求められたため、対外的な説明ができず、他番組の降板やスポンサー企業からの契約解除など重大な影響を受けたとしています。
国分さんの代理人は記者会見で「国分さんは日本テレビと対立するつもりはなく、自分がやったことの答え合わせをさせてほしいと考えている」と主張しました。
日本テレビは外部有識者で構成するガバナンス評価委員会を設置していて、9月公表された最終意見書は「事案に即した適切な対応であった」としています。