プレスリリース配信元:イード
現状は「検索エンジン」多数意見も、将来は「AIツール」に期待の声多数、人々の検索体験に大きな変化が起きる可能性も
株式会社イード(本社:東京都中野区、代表取締役:宮川 洋)は、キャリアアップ(転職)及びリスキリング(資格取得~プログラミングなどのスキル習得)に関する情報サイト「ミツカル学び」において、「Webメディア」と「AI」の情報に関するアンケート調査を実施いたしました。
■調査概要
タイトル:「Webメディア」と「AI」の情報に関する調査
調査期間:2025年8月20日~8月26日
調査方法:クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」によるオンライン調査
調査人数:600人
結果は以下の通りです。
【まずは「検索エンジン」が7割超】情報収集に「AIツール」利用は28.7%
「あなたが何かを調べるとき 最初に利用することが多いのはどちらですか?」と質問したところ、71.3%の方が「GoogleやYahoo! Japanなどの検索エンジン(以下、「検索エンジン」)」を利用すると回答しました。
一方、「Chat GPTやGemini、ClaudeなどのAIツール(以下、「AIツール」)」を使うと回答した方は、28.7%にとどまります。
AIツールが普及しつつあるものの、「情報収集といえば『検索エンジン』」という認識の根強さが窺える結果でした。
【最も重要視するのは「信頼性」】情報源に求める要素は意見が分かれる結果に
「情報収集の際に最も重要視することは 何ですか?(2つまで選択可)」と質問したところ、最も多い回答が「情報の信頼性(34.5%)」でした。次いで「情報の新しさ(29.5%)」が多く、「情報の網羅性(16.0%)」「情報の簡潔さ(15.3%)」「情報の多様な意見(3.8%)」「共感できる内容か(0.8%)」と続きました。
いずれも情報収集の場面で欠かせない要素であるため、意見が分かれる結果となったようです。
例えば、「情報の信頼性」を最重要視するなら、情報源に直接アクセスしやすい「検索エンジン」の方が向いていると言えそうです。一方、「情報の多様な意見」を最重要視する場合は、対話形式で多角的な情報を引き出せる「AIツール」の方が適していると考えられます。
このように、最重要視するポイントごとにツールを使い分けると良いでしょう。
【個人的な相談なら「AIツール」も互角】利用目的別で考えるツールの使い分けは「検索エンジン」が多数派
「以下の目的で情報を調べるとき、 あなたはどちらを利用することが多いですか?」と、7つの場面を想定した質問に対し、「検索エンジンを使う」「AIツールを使う」「両方同じくらい使う」「この目的ではどちらも使わない」の選択肢から回答していただきました。
その結果、7問全てにおいて「検索エンジンを使う」と回答した方が多数派となりましたが、目的によって回答の割合には変動が見られます。
▼以下の目的で情報を調べるとき、 あなたはどちらを利用することが多いですか?(「検索エンジンを使う」の回答が多い順)
特に回答が拮抗したのは、「個人的な悩み(人間関係など)のヒントが欲しいとき」という質問です。結果は「検索エンジン(43.5%)」に対し「AIツール(39.7%)」と、差はわずか3.8%でした。
詳細な状況を説明し、自分にカスタマイズされた情報を入手したい場合、長文の検索に強みがある「AIツール」を利用する方が多いようです。
【レシピ探し「検索エンジン」が70.7%】「美味しさ」の追求は「AIツール」の対話で可能性広がる
「炊飯器でケーキを作るレシピを 検索エンジンとAIツールでそれぞれ調べたら、 どちらの方が美味しくなるレシピを教えてくれると思いますか?」と質問したところ、「検索エンジン」と回答した方が70.7%を占める結果でした。対して、「AIツール」と回答した方は29.3%です。
ポイントは「どちらが美味しくなる」か、です。
「炊飯器ケーキ」「レシピ」というキーワードのみの検索であれば、「検索エンジン」で調べる方が近道だと考えた方も多いかもしれません。
一方で、自分の好みの味に合わせた「美味しくなるレシピ」を、対話形式でブラッシュアップしたい場合は「AIツール」の得意分野でしょう。
【72.0%が「検索エンジン」を信用】情報の相違は「AIツール」に不安感
「検索エンジンとAIツールの回答による情報が食い違った際、 どちらを信用しますか? また、どちらでより深く調べ直しますか?」と質問したところ、回答が多かったのは「検索エンジン(72.0%)」でした。
この質問で「AIツール(28.0%)」と回答した方は、少数派意見です。この結果には、AIは嘘をつく(ハルシネーション)というイメージが反映されているのかもしれません。
「AIツール」の種類によっては、引用元を提示してくれるものも存在します。もし信憑性に欠けると感じた場合は、さらに質問を重ねて正確な情報を引き出すという使い方も、一つの手でしょう。
【スピード勝負なら「AIツール」過半数超え】回答を急ぐ場面で重宝
「急いで解決しなければいけない問題が出てきたとき、 どちらを使いますか?」と質問したところ、「AIツール(56.3%)」との回答が半数以上を占め、「検索エンジン(43.7%)」を使う方は約4割程度にとどまりました。
回答の出力スピードは「AIツール」の強みです。調査結果から、その「AIツール」の速さについて広く認知されていることが窺えます。
【2030年には「AIツール」がメインに?】全体の約7割の人がAIに期待を寄せる声
「5年後、あなたが情報を調べる際の メインツールになっているのはどちらだと思いますか?」と質問したところ、最も多い回答が「AIツール(41.2%)」でした。次いで「検索エンジン(30.5%)」、さらに僅差で「検索エンジンとAIツールが融合した、今とは違う新しいツール(28.3%)」となりました。
AIを含むツール(「AIツール」と「検索エンジンとAIツールが融合した、今とは違う新しいツール」)の回答を合わせると69.5%と、実に約3分の2以上を占めます。
5年後の2030年には、AIを含むツールがいま以上の活躍をしている、と予想する方が多いようです。
【まとめ】情報収集は「検索エンジン」が現在のメイン、将来は「AIツール」に期待高まる
今回の調査では、情報収集において「検索エンジン」を利用する方が多く、「信頼性」を重視する傾向が明らかになりました。
一方で、「個人的な悩み」や「スピード」を求める場面では「AIツール」の利用が進んでおり、将来はAIを含むツールがメインになるとの期待も約7割に上ります。
今後の情報収集では、ツールの使い分けが鍵となりそうです。「検索エンジン」と「AIツール」それぞれの特徴を理解し、情報の特性や目的に応じて利用することが必要でしょう。
※本プレスリリースの内容を引用される際には、下記のご対応を必ずお願いいたします。
・引用元を「株式会社イードが運営するWebメディア『ミツカル学び』によるアンケート調査」という旨の記載
・「ミツカル学び(https://resemom.jp/manabi/)」および「ミツカル学び」の関連記事URL(https://resemom.jp/manabi/ai-web-survey/)」のリンク設置
■「リセマム」および「ミツカル学び」について
・リセマムについて
未就学児・小学生・中学生・高校生の保護者を主な対象に、小学校受験・中学受験・高校受験・大学受験・英語教育・教育ICT・教育イベント・プログラミング教育など教育情報を中心に提供。また、株式会社イードのリサーチ部門との連携により、教育等に関する各種調査を実施しております。
URL:https://resemom.jp/
・ミツカル学びについて
ミツカル学びは、リセマムが運営するキャリアアップ(転職)及びリスキリング(資格取得~プログラミングなどのスキル習得)に関するサイトです。次のような領域について、情報発信をしています。
- 通信講座
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- プログラミングスクール
URL:https://resemom.jp/manabi/
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