高市首相は24日、国会で就任後初めてとなる所信表明演説に臨む見通しで、政権運営の基本方針を示す準備を進めています。
国会記者会館からフジテレビ政治部・若田部遥記者が中継でお伝えします。
好発進を切った政権支持率について、首相周辺は「こんなに高いと思っていなかった。高市さんも驚いていた」と話していて、所信表明演説では重点政策を急ピッチで進める考えを強調する方針です。
高市首相は23日朝、臨時閣議を開き、新閣僚らと演説案の検討を行いました。
原案では、内閣の最優先課題として「物価高への対応」を挙げ、ガソリン税の暫定税率廃止法案を今の国会で成立させる決意を表明する方針です。
また、社会保障の給付と負担のあり方の見直しに向けて、与野党と有識者による「国民会議」を新設する方針を打ち出します。
注目が集まる外国人政策では、「毅然(きぜん)と対応する」とし、司令塔機能を強化した上で、土地の取得などのルールについても検討を進める方向です。
一方、来週のトランプ大統領の来日に向け、「首脳同士の信頼関係を構築し、日米関係をさらなる高みに引き上げる」と意気込みを示す見通しです。