愛媛県の砥部町がHPで公表している農地耕作を巡る計画のファイルを巡り、一定の手順で操作すると個人情報を確認できる状況が半年間続いていたことが分かり、22日に発表されました。個人漏えいの有無や被害は確認されていません。

砥部町によりますと、町のホームページで公表していたのは、農地の耕作を巡り10年後の担当者を関係者と協議し定めた計画。この計画のPDFファイルをダウンロードし、農地の地図のデータをコピーしてワードやエクセルに貼り付けると、10年後に農地を耕作する予定の所有者の名前443件分が確認できるようになっていました。

このファイルは4月1日から公表。県外の自治体で似たようなケースがあったことから職員が9月30日に調べたところ、この手順で個人情報が確認できることが判明し、公表を中止しました。

この期間中のアクセスは75件。外部からの指摘はなく、個人情報の漏えいの有無や被害は確認されていません。

原因は「ファイルは加工していたものの、PDFの特性を理解できていなかった」と説明していて、対象者には謝罪するということです。

今後はファイルを加工する手順を定めてマニュアルにし、ダブルチェックを実施する再発防止策を講じ、ファイルを再び公開するとしています。

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テレビ愛媛
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