農林水産省は10月21日、北海道オホーツク地方の斜里町の水産加工会社が、サケの加工品にカラフトマスを使ったにもかかわらず表記せずに販売したとして、表示の是正や再発防止対策の実施などを指示しました。
食品表示法に基づく是正などの指示を受けたのは、斜里町の水産加工会社「ハッピーフーズ」です。
対象商品は一般用と業務用、またふるさと納税返礼品向けの、サケフレークやサケのほぐし身など16商品です。
農水省によりますと2024年10月から2025年5月までの間、原材料にカラフトマスを使用してましたが「白鮭」「鮭」「秋鮭」のみ記載し「カラフトマス」の記載はなかったということです。
さらに記載していない16商品のうち11商品が、カラフトマスがサケより使用割合が多かったということです。
農水省によりますとハッピーフーズは「カラフトマスの在庫がたくさん余っていた。原材料にカラフトマスと記載すると、取引先が販売を停止すると思った」と話しているということです。