岩手県盛岡市が2026年10月の導入を目指す「宿泊税」について、宿泊事業者などで構成される検討委員会が10月21日、最終案の報告書を内館市長に手渡しました。
21日は、市の観光審議会が開かれ盛岡市宿泊税検討委員会の三好純矢委員長から内舘市長に宿泊税導入に向けまとめた最終案の報告書が手渡されました。
報告書には宿泊税は料金に関わらず、宿泊客1人あたり一律200円とすることや2026年10月の導入を目指すことなどが盛り込まれています。
導入されれば税収は、年間で約2億5000万円と見込まれ、インバウンド誘致など市の観光振興に使われることになります。
報告書を踏まえ審議会では、出席した委員から「税収は既存の事業にも活用すべき」や「段階的な課税を行うべき」といった意見が出されていました。
盛岡市宿泊税検討委員会 三好純矢委員長
「来訪者が快適に過ごせるような施策や、色々なサービスを充実させていくことなど、そういったところに使っていただきたい」
市では今後、報告書を基に宿泊税の制度化を進め条例案を、2025年度内の市議会定例会に提案する方針です。