東北自動車道の下り線、前沢サービスエリア(岩手県奥州市)では、旬のキノコをふんだんに使った秋限定のメニューが登場しています。

岩手県内のサービスエリアやパーキングエリアでは、11月4日まで「秋のきのこ合戦2025」を開催中で、「キノコ」を使ったオリジナルメニューが期間限定で提供されています。

前沢サービスエリア(下り)では、地元・岩手県産の旬のキノコをたっぷり使った「かき揚げの天ざるそば」が味わえます。

仕入れ状況によって内容が変わるのも旬の味覚ならではの楽しみ。そばは丼とのセットでの注文がおすすめです。

セットの丼には、陸前高田市で育てられたブランド魚「岩姫サーモン」を使用。岩手の名水20選にも選ばれた湧き水で育ったサーモンは、脂が控えめでさっぱりとした味わいながら、しっかりとしたうまみが特徴です。
「脂はそんなになく、さっぱりしてうまみがある」と説明する高橋弥料理長。

このサーモンに三陸のメカブを合わせた丼と、さらに、キノコのエキスが染み出すつゆとともに味わうキノコたっぷりのかき揚げは、奥行きのある風味が楽しめます。
秋の味覚と海の恵みが融合したおすすめのセットメニューです。

前沢といえば、やはり前沢牛も外せません。なんと、このサービスエリアではスイーツにも前沢牛を使用しています。

別棟の売店「おやつ工房牛ちゃん」で提供されているのが、「前沢牛生ハムソフト」。県産牛乳を使った濃厚なソフトクリームに、前沢牛の生ハムをトッピング。さらに、メロンやブルーベリーを添えることで、甘みと塩味の絶妙なバランスが楽しめます。

高橋料理長は商品完成までの経緯について、「前沢牛を使ったソフトクリームを作りたかった。前沢牛の色々な肉を試してみたが、(冷えて)固まってだめだった。たまたまレストランで生ハムを使っていて、それを使ったらどうかと思った」と話します。

10月からは、前沢牛のスジ肉と県産豚肉の角煮を盛り合わせた新メニュー「豚食べて牛」も登場しました。
高橋料理長
「前沢牛のスジ。2時間近くは煮る。ご飯に合うように甘辛く濃いめ。食材によって、味のつけ方を変えている」

前沢牛だけでなく、県産豚肉も一緒に味わえるボリューム満点の“肉肉しい”一皿。
弱火で1時間半かけて煮込んだ角煮は、しっかりとした味わいでご飯が進みます。
さらに、別皿で提供されるキノコ餡で味変も楽しめるのが嬉しいポイントです。

高速道路のサービスエリア・パーキングエリアは、旬のおいしいものと出会える旅のグルメスポットです。

岩手めんこいテレビ
岩手めんこいテレビ

岩手の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。