2025年も北薩に冬の近づきを告げる使者がやって来ました。
国内最大のツルの越冬地、鹿児島県出水市の出水平野で、21日朝、今シーズンの第一陣となるナベヅル9羽が確認されました。
出水平野に今シーズン初めて飛来したのは幼鳥3羽を含む、ナベヅル9羽です。
21日朝、8時半に出水市のツル博物館「クレインパークいずみ」の学芸員が、東干拓地区の水田に飛来しているのを確認しました。
ツルの第一陣の飛来は、2024年の10月18日より3日遅いものの、例年並みです。
クレインパークいずみ・田島奏一朗学芸員
「人にとってもツルにとっても穏やかな年になってくれるよう活動したい。(出水に来るツルは)世界的に希少種。そうした目線でも楽しんでもらえれば」
出水平野では、昨シーズンまで28季連続の万羽ヅルを記録していて、国内最大の越冬地となっています。
また、鹿児島市は朝から雲が広がり、すっきりしない天気となりました。
中川雅温記者
「JR鹿児島中央駅前です、涼しい風が吹いていて肌寒さも感じます、街ゆく方々も長袖姿が増えてきました」
午前8時ごろ、通勤通学の時間帯のJR鹿児島中央駅前では、肌寒さからか長袖を着た生徒や社会人の姿が目立ちました。
高校生
「急に寒くなったなと思う。寒くてびっくりした。寝るときも長袖を着始めた。やっと寒くなった。体が冷えないように長袖を着ている」
神奈川から
「雨になることが分かっていた。長袖も持ってきていた。もうちょっと暖かいかなと思っていた。思ったより肌寒く感じた」
21日朝の最低気温は阿久根市で19.6度、福山町牧之原で17.1度と県内4地点で今シーズン一番の涼しい朝となりました。
また日中も日差しが少なく最高気温は鹿児島市で24.1度、鹿屋市輝北町では19.5度にとどまり、各地でほぼ平年並みの気温となりました。