10月20日午後、岩手県奥州市内の事務所の車庫に子グマ1頭が侵入しました。
クマは約20時間にわたり居座り続けましたが、21日午前、わなで捕獲されました。
増子智絵美記者
「市や猟友会とみられる人たちが車庫の前にわなを設置し、クマに動きがないか見守っています」
20日午後2時半ごろ、奥州市水沢八反町で、事務所の車庫に子グマ1頭が侵入するのを職員が目撃し、警察に通報しました。
クマはそのまま車庫の中に居座り続け、市や警察は20日から建物の外側にわなを設置し、捕獲作業にあたっていました。
21日朝も市や猟友会が車庫の外から様子を伺いながら、クマがわなにかかるのを待ち続けました。
そして…
増子智絵美記者
「今、クマがわなにかかったようです」
侵入から約20時間が経過した午前10時すぎ、クマがわなにかかり、市はわなごと軽トラックで回収しました。
警察によりますと、人への被害は確認されていません。
現場は東北自動車道水沢インターチェンジから南東に約2kmの市街地で、近くには中学校もあります。
近所の人は「何でこんなに出るようになったのか何とかしてほしい。子どもたちの通学路ですから」と話していました。
市によりますと、捕獲したクマは市内の山林に放したということです。