美浜町では、サバを糠漬けにした伝統的な保存食「へしこ」を樽から上げる作業が始まりました。
美浜町丹生では、地元の旅館の女将らが20年ほど前から近くの舟小屋でサバのへしこを作っています。海や山からの風が熟成を促し、味に深みと旨味をもたらします。
約1年間、糠に漬け込んだへしこは約4000匹で、今年は猛暑の影響で例年より3週間ほど遅く21日から樽上げが始まりました。
丹生酵房へしこ丸の新谷富子代表は「猛暑で心配したけど、いつもと変わりなく美味しく出来上がっている。色もいい」と笑顔で話します。
樽上げは5月頃まで続きます。