アメリカメディアは20日、トランプ大統領がウクライナのゼレンスキー大統領と先週の会談で激しい口論となったと報じました。
ワシントンポストによりますと、トランプ大統領は17日、ホワイトハウスで行われた首脳会談で「和平合意を成立させるには、ウクライナがドンバス全体をロシアに譲渡する必要がある」と迫ったということです。
そのうえで、トランプ大統領は「応じなければプーチン大統領がウクライナを破滅させる」と述べ、ゼレンスキー大統領が地図や資料を示しながら説明を試みたものの、「トランプ氏は一切聞く耳を持たなかった」と伝えています。
また、フィナンシャル・タイムズは、両首脳の会談が「何度も怒鳴り合いとなり、トランプ氏が罵声を浴びせ続けた」と報じています。
トランプ大統領は20日、記者団に対し、「ウクライナがロシアに勝つ可能性はある」と述べる一方で、「勝つとは思わない」とも語っていて、再びロシアに融和的な姿勢をみせています。