10月20日午前、岩手県盛岡市の原敬記念館の敷地内にクマが出没しました。
クマは約4時間にわたり居座っていましたが、市が麻酔で眠らせて捕獲しました。

10月20日午前11時すぎ、盛岡市本宮にある原敬記念館の敷地内に現れた1頭のクマ、成獣とみられています。

警察によりますと、20日朝から本宮地区で目撃情報が相次いでいたのを受けて駆け付けた警察官が記念館の敷地内にいるのを発見しました。

警察が記念館の入り口付近を規制し、猟友会や市の関係者と警戒に当たりましたが、クマは一向に立ち去る気配を見せません。

現場は緊迫した空気に包まれましたが、午後3時ごろ、獣医師が吹き矢を使ってクマを麻酔で眠らせ、捕獲に至りました。

現場はJR盛岡駅から南西に1.5キロの市街地で、人や物への被害はありませんでしたが、周囲の人たちは不安を募らせていました。

盛岡市立本宮児童・老人活動センター 佐藤滋所長
「火事などの避難訓練はしていたが、クマの訓練はしていないので、これからそういったことも必要だと思う」

捕獲されたクマは、市が20日中に駆除するということです。

岩手めんこいテレビ
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