サッカーJ2残留へ正念場を迎えているカターレ富山は、19日にホームで北海道コンサドーレ札幌を迎えました。

J2残留へ残り6試合で勝ち点7差を追いかける厳しい状況のカターレ。

序盤から自分たちでボールを支配しながら攻撃を組み立てます。

しかし、前半20分。クロスボールをクリアした甘いこぼれ球をベルギーリーグから復帰した札幌の要、高嶺にスーパーミドルを決められ先制を許します。

さらに後半23分にまたしても高嶺にゴールを決められたカターレ。

2点のリードを許して後がないカターレは、スピードスターの伊藤と高校サッカー準優勝のルーキー亀田を投入します。

後半28分。

実況「さあ変わったばかりの亀田のもとへ…」
解説「会場の空気が変わりましたね」
実況「同じく変わって入った伊藤が追い越していく動き…亀田、自分でボールを持ち運びます…右足振り抜いた!こぼれたボール、最後は伊藤が詰めていった…!変わって入った2人が変化をもたらしました!」

選手交代で勢いを加速させ、相手を上回るシュートを放つも精度に欠けたカターレ。
ゴールネットを揺らすことはできませんでした。

*富山0-2札幌
 (シュート数 富山:13 札幌:8)

*河井陽介選手
「僕たちは個人の力に頼るチームではない。みんなでなんとかゴールネットの中に
入れていく作業を質を高めていくのを練習から(今一度やりたい)」

「(残り5試合は)ただの消化試合ではない。カターレ富山にとって未来につながるようなゲームをしなくては」

*安達亮監督
「選手に言ったが下を向いている場合ではない。残留の可能性がある限り、誰も諦めるつもりはない」

残留圏17位の大分が引き分けたため、勝ち点差が8に広がり、残留が一歩遠のきました。

今シーズン残すは5試合。

新たなフォーメーションの導入でカターレが狙いをもった攻撃をする場面が着実に増えています。

残留の可能性を信じて応援していきたいですね。

富山テレビ
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