宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地に配備されたF−35Bの訓練について、防衛省は住民向けの説明会を始めました。訓練は10月末以降に始める方針が示されました。

住民向けの説明会は、18日に新富町で開かれ、約50人が出席しました。F-35Bの配備を巡っては、基地周辺の住民の騒音への不安が増しています。説明会で防衛省は「国の防衛を全うするためにはFー35Bを一刻も早く戦力化することが不可欠」としています。

機種転換のための資格取得の訓練は昼夜共に馬毛島の施設が完成しても続け、技量維持のための訓練は馬毛島の整備完了後は夜間の垂直着陸訓練は新田原基地では行わない考えを示しました。

住民からは「地域住民の負担を把握したうえで訓練のあり方を考えるべき」という声の一方で「訓練時間の削減で技量が落ちるのでは」という声もあがりました。

(参加者)
「夜間の訓練回数をいくらか減らしたからと言って、負担軽減という言葉は私は合わないんじゃないかなと思うんですよね。皆さん方もう仕方ないのかなというご意見も多かったのかなと私は感じていますけども」

(防衛省防衛計画課 加藤智史企画官)
「今後の住民の皆様の不安というのは私共はしっかり認識をして真摯に受け止めなければいけないと思っています。部隊の運用の必要性と住民生活のバランスをしっかり図って行くことが大事だと思っています」

説明会は新富町で今夜も行われ、西都市では24日、宮崎市では22日と23日に。また高鍋町では23日に行われます。

テレビ宮崎
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