岡山市北区の菓子製造・小売業「ＡＬＥＴＴＡ（アレッタ）」が岡山地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことが民間の信用調査会社の調べでわかりました。
帝国データバンク岡山支店によりますと、「ＡＬＥＴＴＡ」は２０１８年設立の菓子の製造・小売業者です。倉敷市や高松市丸亀町などで国産素材にこだわったイチゴスイーツ専門店、「ＳＴＲＡＷＢＥＲＲＹ ＳＴＡＮＤ ＩＣＨＩＣＯ（ストロベリー スタンド イチコ）」を展開していたほか、東京・渋谷でネイルチップの小売りも手がけ、２０２３年９月期には年売上高約１億円を計上していたということです。
しかし、イチゴが品薄となる夏期の原価率が高かったうえ、多店舗展開による出店費用や人件費の負担が重く、収益性は低迷していたということです。この間、金融機関やノンバンクからの借入金で資金繰りする一方で、ＦＣ展開のほか、アパレルなど新商材の販売を模索したものの奏功せず、先行きの見通しが立たなくなったということです。
負債は約６０００万円とみられています。
