日本維新の会が常任役員会を開き、自民党との連立政権を巡る判断について、吉村代表らに一任しました。
19日に大阪市で開かれた常任役員会では、連立を見据えた自民党との政策協議の内容などを吉村氏ら執行部が報告し、意見が交わされました。
終了後に記者団の取材に応じた藤田共同代表は、「慎重、反対、批判的な意見は一つもなかった」としていて、今後の対応について吉村氏と藤田氏への一任を取り付けました。
日本維新の会・吉村代表:
(自民との)協議自体は、もう最終局面でかなりまとまってきたと思います。でも、本当にこれは簡単な話ではありませんので、ある意味、全集中で考えて、決断すべき時は決断しなければならないのが人生だと思ってますから。
その後、吉村氏はフジテレビ系の番組に中継で出演し、合意の「絶対条件」としている議員定数の削減については、1割の削減目標でなければ「合意しない。そんな覚悟で日本の改革ができるわけはない」と述べました。
維新は20日に所属国会議員から改めて意見を聞いて方針を正式決定し、自民党との連立政権の合意書に署名する見通しです。
臨時国会での首相指名選挙について吉村氏は、「合意すれば高市総裁の名前を書くのは当然だ」と述べ、所属議員全員が投票すると強調しました。