秋の北信越高校野球大会は18日、富山県で準決勝2試合が行われた。第1試合では新潟1位の日本文理が敦賀気比を接戦で下して、12年ぶりのセンバツ出場を濃厚にした。そして、第2試合では、新潟3位の帝京長岡が星稜を下して、春夏通じて初の甲子園出場に大きく前進した。これにより、19日の決勝は大会史上初めて新潟県勢同士の対戦となる。

NST新潟総合テレビ
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■準決勝 第1試合結果

敦賀気比(福井1位) 010000014 6
日本文理(新潟1位) 20001004× 7

初回に2点を先制した日本文理は、終始リードを奪う展開となる。8回表に1点差に追い上げられたが、8回裏に3番秦が3ランを放ち、リードを5点に広げる。しかし、5大会連続でセンバツに出場している敦賀気比はここから反撃。3本のヒットに敵失も絡め1点差に迫る。粘りを見せる敦賀気比だったが、最後は文理エースの染谷から交代した室橋が後続を断ち、1点差で逃げ切った。日本文理は2014年春以来の決勝進出となる。

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■準決勝 第2試合

帝京長岡(新潟3位) 002000000 2
星稜(石川3位)   000100000 1

ここまで長野1位の上田西、石川1位の小松大谷と各県の王者を撃破してきた帝京長岡。勢いそのままにこの試合も星稜相手に2点を先制する。4回に1点をったが、帝京長岡の1年生エース左腕・工藤が粘りの投球を見せ、星稜打線に追加点を許さず。1点差で逃げ切った帝京長岡が2024年春以来の決勝進出!春夏通じて初の甲子園に大きく前進した。

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■決勝のカード

日本文理(新潟1位)ー帝京長岡(新潟3位)

19日に行われる決勝は大会史上初めて新潟県勢の対戦となる。日本文理と帝京長岡は新潟大会でも準決勝で相まみえ、日本文理が10-3の7回コールドで帝京長岡を下している。再び日本文理が意地を見せて、センバツを当確させるか、帝京長岡がリベンジを果たして春夏通じて初の甲子園を当確させるか注目だ。

北信越地区の来春のセンバツ出場枠は2で、決勝に進出した2校が一般枠で順当に選出されれば新潟県勢初の快挙となる。(2011年に一般枠で日本文理、21世紀枠で佐渡が選出)

北信越王者を決める決勝は19日午前10時から富山市民球場で行われる。

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